こんにちは、のんこです。
今回はデザイナーのわたしが愛用する写真素材サイトをご紹介します。
「ピクスタ」をご存知でしょうか?
テレビやネットなどで時々写真の下に小さく「提供:PIXTA」と書いているのを
見たことがある人もいるのではないでしょうか?
実はPIXTAは、個人でも利用することができるのです。
デザインの構成に欠かせない写真素材選びに困っている人はぜひ
PIXTAの利用を検討していただきたいと思います。
写真素材【PIXTA】
はじめに
PIXTAをかんたんに説明します。
PIXTAのサイト内にある写真を、「データの大きさ」や「利用用途」によって決まっている価格で利用する権利を得るサービスです。
1点利用するのにおよそ3,000円程度の利用料金がかかります。
そこでわたしがおすすめするのが「定額制プラン」です。
「定額制プラン」を利用すれば、1点あたり630円で利用可能です。
1点630円は高いな…
と感じた方もいると思います。
わたしも初めは、「他社の無料素材サイト」や「もっと安い有料素材サイト」をつかって制作をしていました。
しかし、いろいろ比較検討しているうちに「PIXTA」のコストパフォマンスの本当の良さに気がついたのです。
では、その理由を詳しく説明していきたいと思います。
「PIXTA」を利用する4つのメリット
日本人向けの写真が「PIXTA」は圧倒的に強い
外国人が写っている写真しかいいのが無い…
写真素材サイトで写真を探したことのある方なら一度は経験するのではないでしょうか。
確かに外国人が撮る写真はおしゃれで、とても雰囲気がいいと思います。
ところが、「日本人」に絞って検索するとその点数はとても少なくなります。
「女性のメイクが古臭い…」
「プロが撮影したとはいえないクオリティの写真」
「日本人で検索したのに明らかに違うアジア人のモデル」
日本人向けの美容室のチラシを作る時
写真探しにとても苦労しました…
モデルさんを用意して、オリジナルの写真を用意できればベストですが初心者デザイナーさんには難しいですよね。
「PIXTA」で検索するだけであれば無料なので
一度見ていただければ使いやすさが、よりわかりやすいと思います。
洗練された写真が多く、素材を探すのが一瞬で終わる
デザインは慣れてくると作業スピードは上がってくると思います。
そして気がつくと、Illustratorで作業している時間より
写真を探している時間の方が多くなってしまった経験はありませんか?
いろいろなサイトを見比べているうちに
2時間過ぎていたことがありました。
こういう場合の原因は主に「イメージどおりの写真が見つからない」ことでしょう。
なかなかいい感じの写真が出てこないのは非常にストレスとなります。
妥協して選んだ写真を使っても、自分の中にモヤモヤした気持ちは残り続けます。
わたしは最終手段で「PIXTA」で探しました。
すると自分の頭の中でイメージしていた写真が、どんどん出てくるのです。
それどころか、微妙な角度違いの写真であったり、表情にレパートリーがある写真など
かゆいところに手が届くクオリティの高い素材ばかりでした。
素材を減点方式ではなく、加点方式で選べる楽しさは制作物をより良いものへ変える手助けとなるでしょう。
他のサイトとかぶりにくい
ネットで「あれ?この写真どこかで見たことあるな」と思ったことはありませんか?
そのほとんどは「無料素材サイト」を利用していることが原因です。
無料で手に入れた写真が悪いというわけではありません。
実際このブログに使われている写真も「無料素材サイト」の写真はたくさんあります。
しかし、記事のサムネイルなどに写真を使う本来の理由は
「読者に興味をもってもらうため」であるとわたしは思います。
せっかくいい情報を提供している記事であっても、クリックして見てもらえなければ意味がありません。
ここぞという場面で有料素材サイトの写真を使うだけで差別化してみましょう。
PIXTA 安心補償サービス
「PIXTA」にはクリエイターが安心して利用できる保証サービスがあります。
- コンテンツを購入したPIXTA会員が対象
- 最大100万円の保証
- 利用したコンテンツが何らかの権利侵害をしていた場合、作り直しなどにかかる費用を保証
- コンテンツが原因でクレームになった場合の示談金
詳しい内容はこちら【PIXTA安心保証サービスについて】
写真の利用トラブルは、デザイナーにとって身近な問題です。
利用規約を守っていても、そもそも「PIXTA」に登録されている写真に問題がある場合は避けようにありません。
万が一のことに備えて、こういった保証に手厚いサービスを利用することは自分の身を守るためでもあるでしょう。
「PIXTA」を利用するデメリット
料金が他のサイトと比べて高い
「PIXTA」を利用する一番のネックはやはり料金でしょう。
しかし長い目で見ると「写真を探す時間の削減」
「著作権侵害で訴えられないために、写真のたしかな入手方法」
というメリットはとても大きいです。
初心者がやってしまいがちな「検索結果に出てきた適当な写真を使う」という行為。
これは「実は有料素材で後から写真1点につき3万円請求された」などのトラブルに繋がるので絶対にやめましょう。
有料の素材を使っていても、トラブルが起こることはあります。
しかし、確率はとても低くなるので結果的には金銭面でもお得と言えるでしょう。
掲載されているトータルの写真が、他のサイトと比べて少ない
有名なところでいうと「Shutterstock(シャッターストック)」ですが、公式サイトによると
35000万点を超える画像があり、8万点の画像が毎日追加されるようです。
対して「PIXTA」は、およそ6790万点の素材数と記載されています。
海外の写真家が撮影した写真を無限に探したいのであれば「Shutterstock」がおすすめですが
日本人の写真では「PIXTA」のクオリティには劣ります。
また、掲載写真が多いからいい写真も多いというわけでは無いのが難しいところです。
もしあなたが日本人に向けたデザインを制作することが多いのであれば、わたしは「PIXTA」をおすすめします。
「PIXTA」の便利な機能
カンプ画像(見本画像)
写真をデザインに使うか決める前に通常カンプと言われる画像を使用します。
写真の上にうっすら文字が入っているのを見たことはありませんか?
それはウォーターマークと言います。
せっかく購入したのに、画像を変更しなければいけないリスクを減らすために使われます。
「PIXTA」ではウォーターマークのついていないカンプデータを利用することが可能です。
こちらはJPEGのみの提供となるので、少し画質が落ちてしまいます。
しかし、ウォーターマークがついていないだけでデザインの見栄えが変わりますので「PIXTA」を利用する方は
有効活用しましょう。詳細な情報はこちら【PIXTA公式:カンプデータについて】
「PIXTA」の定額料金プラン【2021年11月更新】
画像3点/月 | 1,980円/月 1点あたり660円 |
画像10点/月 | 6,380円/月 1点あたり638円 |
画像100点/月 | 16,500円/月 1点あたり165円 |
画像350点/月 | 24,970円/月 1点あたり71円 |
「PIXTA」の単品購入料金
Sサイズ (Web用) | 550円 |
Mサイズ (はがき/A5印刷用) | 1,980円 |
Lサイズ (A4印刷用) | 3,630円 |
XLサイズ (A3~印刷用) | 5,500円 |
解約について
以下、公式サイトより引用
Q:購入した定額制プランのキャンセル・変更は可能ですか?
A:一度購入された定額制プランのキャンセル・変更は致しかねます。
※各プラン、ご購入後の途中解約は致しかねます。
【公式サイトはこちら】
Q:契約の更新・停止方法を教えてください。
A:基本的に自動更新となり、特に何もお手続きをされなかった場合は、契約期間終了日の3日前に次の期間のお支払いが行われ、契約が更新されます。
自動更新を希望されない場合は、契約期間終了日の3日前までに、「ご利用中のプラン」(要ログイン)にて「自動契約更新を停止する」手続きを行ってください。
※「自動更新を停止する」手続き後もプラン終了日まで、サービスを利用することができます。
※次の期間のお支払いが行われ、プラン開始前の場合、「自動更新を停止する」手続きは行えません。次のプラン開始後にお手続きいただけますようお願いいたします。
【公式サイトはこちら】
「PIXTA」「Adobe Stock」「Shutterstock」料金比較
年間契約・月払い/1ヶ月の利用上限点数を10点とした場合の比較をしてみました。
PIXTA | Adobe Stock | Shutterstock |
---|---|---|
6,380円/月 | 3,828円/月 | 3,500円/月 |
写真素材以外の「PIXTA」のサービス
「PIXTA」では写真以外の素材も販売されています。
- イラスト素材
- 動画素材・映像
- 音楽素材
- 年賀状素材
複数のサイトから購入すると、素材の再ダウンロードをする時見つける作業が複雑になります。
いろいろな種類の素材を、「PIXTA」でまとめて手に入れられるのはメリットです。
さいごに
初心者にもやさしい写真素材サイト「写真素材【PIXTA】
通常有料の素材が、期間限定で毎週火曜日更新で無料配布されています。
まだ使ったことのない人は、ぜひ限定無料素材から試してみてください。
ありがとうございました